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ClaudeのチャットがGoogle検索に露出、暗号資産秘密鍵も含まれる事態に

30秒サマリー

  • AnthropicのAI「Claude」で共有設定した会話がGoogle検索に表示される問題が2026年7月に発覚
  • 暗号資産ウォレットの秘密鍵や氏名・住所など高感度情報を含むチャットも検索結果に出現
  • ChatGPT・Grokでも過去に同様の問題が発生しており、業界全体の構造的課題とみられる

何が起きたか

2026年7月最後の週末、米Anthropicが提供するAIチャットbot「Claude」において、ユーザーが「共有」機能を使った会話の一部がGoogle検索の結果として公開表示されていることが判明した。Redditのユーザーが特定の検索フレーズを入力すると大量のClaudeチャットがヒットすることを発見し、問題が表面化した。

公開されていた会話の内容は、業務メモやプログラミングのやりとりにとどまらず、暗号資産ウォレットの秘密鍵、氏名・住所などの個人情報まで多岐にわたったと報じられている。Claudeで作成できる対話型ツール「Artifacts」も同様に検索結果に表示されていた。

Anthropicは「ユーザーが会話を共有した場合、その内容は公開アクセス可能となり、第三者のサービスによってアーカイブされる可能性がある」と説明。同社は問題に対処したとみられ、Redditで紹介された手順によるGoogle経由の検索は困難になった。ただし、本記事執筆時点(7月28日午前)では、以前に公開されたチャットへのリンクの多くは依然としてアクセス可能な状態だったとされている。

原文によれば、同様の問題は2025年にも発生しており、OpenAIの「ChatGPT」で約10万件の会話がGoogle検索に露出したほか、xAIの「Grok」でも過去に同種の事案が起きている。原因はAIチャットbotの共有機能が会話ごとに固有URLを生成し、そのリンクが自動的に公開状態となって検索エンジンのクロールを許可したことにあると説明されている。

原典ハイライト

Anthropicは「共有リンクはユーザー自身が共有しない限り第三者が見つけることはできない」と説明する一方、「ユーザーが共有した会話は公開アクセス可能となり、他の公開Webコンテンツと同様にアーカイブされる可能性がある」と認めた。OpenAI・Anthropic・xAIの3社がいずれも同様の問題を繰り返していることも原文で指摘されている。

出典: ITmedia AI+(報道)

So What?(なぜ重要か)

AIチャットbotの「共有」機能は、ユーザーが意図せず機密情報を公開状態にしてしまうリスクを内包している。業務メモや個人情報をAIに入力する機会が増えるほど、共有設定の誤操作や仕様の誤解が情報漏えいに直結する。大手3社が同種の問題を繰り返している事実は、これが特定サービスの欠陥ではなく、AI共有機能全般に共通する構造的なリスクであることを示唆している。

日本企業への示唆

日本企業がClaudeやChatGPTなどのAIツールを業務利用する際、社内ガイドラインに「共有機能の使用禁止または制限」を明記することが急務とみられる。特に、契約情報・顧客データ・財務情報・認証情報をAIに入力するケースでは、共有ボタンを押すだけで情報が公開URLとして残るリスクがある。利用規約の読み込みと従業員教育に加え、エンタープライズ契約でデータ保持ポリシーを確認するなど、技術・運用の両面での対策が求められる。

背景・経緯

AIチャットbotの共有機能は、会話内容を特定URLに保存して他者に送る仕組みで、多くの主要サービスが採用している。原文によると、同様の問題はChatGPTで2025年に約10万件規模で発生したほか、Grokでも過去に確認されており、業界横断的な課題となっている。今回の問題はRedditのユーザーコミュニティが発見・拡散したことで広く知られるところとなった。