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Pegasus 1.5がAmazon Bedrockで利用可能に、動画全体をタイムスタンプ付きJSONに変換

公開:2026年10月20日, 最終更新:2026年10月20日

TwelveLabs製の動画言語モデル「Pegasus 1.5」が、2026年10月9日にAmazon Bedrockで利用可能になったとAWSが公式ブログで発表した。動画全体を解析してユーザー定義の条件に合致するセグメントをタイムスタンプ付きJSONで返す機能を新たに備える。

30秒サマリー

  • Pegasus 1.5がAmazon Bedrockで提供開始。事前インデックス不要でS3動画を直接解析できる。
  • 最大2時間の動画を1リクエストで処理し、タイムスタンプ付き構造化JSONを出力する新機能を搭載。
  • マルチモーダルプロンプト(テキスト+参照画像)と動画セグメンテーションを新たにサポート。

Pegasus 1.5のAmazon Bedrock提供内容と新機能

AWSは2026年10月9日、TwelveLabs製の動画言語モデル「Pegasus 1.5」がAmazon Bedrockで利用可能になったと発表した。AWSの公式ブログでは、モデルの概要・新機能・実装方法が詳説されている。

従来バージョンのPegasusはクリップに対して質問し回答を得る用途が中心だったが、Pegasus 1.5ではビデオ全体を解析し、ユーザーが定義した条件(編集セグメント、スポーツプレー、話者交代、ブランド登場など)に合致するすべてのセグメントを開始・終了時刻付きのJSONで返す「時系列メタデータ生成」機能が追加された。また、テキストと参照画像を組み合わせたマルチモーダルプロンプティングにより、特定の人物・ロゴ・商品の映像上での動作も検索できる。処理可能な動画長は従来の1時間(Pegasus 1.2)から最大2時間に拡張された。

Amazon Bedrockでの利用にあたっては、S3 URIまたはbase64文字列(最大25 MB)で動画を直接指定でき、事前インデックスやインジェストパイプラインは不要。データはAWSデータ境界内に留まる。APIはInvokeModelおよびInvokeModelWithResponseStreamに対応しており、利用リージョンは米国西部(オレゴン、us-west-2)のみとされている。

言語サポートについては英語が完全対応、日本語・中国語・フランス語・ドイツ語・スペイン語など12言語が部分的にサポートされている。コスト管理のためにアプリケーション推論プロファイルを作成してタグ付けし、ARNで呼び出す方法も紹介されている。

Pegasus 1.5の主な仕様・数値

  • モデルID:twelvelabs.pegasus-1-5-v1:0
  • 利用可能リージョン:US West (Oregon) / us-west-2
  • 推論方式:オンデマンド
  • 対応API:InvokeModel、InvokeModelWithResponseStream
  • 最大動画長(1リクエスト):2時間(Pegasus 1.2は1時間)
  • base64インライン送信の上限:25 MB
  • 最大出力トークン:512〜98,304
  • 完全対応言語:英語(日本語・中国語・仏語・独語・西語など12言語は部分対応)

出典: AWS Machine Learning Blog(公式ブログ)

なぜ重要か(編集部の分析)

編集部の分析:これまで動画コンテンツの検索・活用には手作業レビューや複数ツールの組み合わせが必要だったが、Pegasus 1.5はビジネスロジックをJSON定義で渡すだけでタイムスタンプ付き構造化データを自動生成する。事前インデックス不要・S3直結という設計は既存のAWSワークフローへの統合障壁を大幅に下げ、放送・スポーツ・EC・セキュリティ監視など動画資産を大量に抱える業種で実用的な自動化が現実的になる。

日本企業への示唆(編集部の分析)

編集部の分析:日本語が部分対応に留まる点は留意が必要だが、映像中のテキスト認識(OCR相当)や音声・映像の複合解析はコンテンツ言語に依存しない用途にも活用できる。メディア・スポーツ中継・小売EC・製造ラインの映像検査など、大量動画を保有する日本企業は、まず英語コンテンツや言語非依存の映像解析(ロゴ検出、シーン分類など)から概念実証(PoC)を始めると導入リスクを抑えられる。IAMポリシーの設定からBoto3コードまで公式ブログで実装例が提示されているため、開発リードタイムは短縮できるとみられる。

背景・経緯

TwelveLabs は動画理解に特化したAIモデルを開発しており、Pegasusシリーズはその主力製品。原文によれば、Pegasus 1.2が前世代にあたり、Amazon Bedrockへの統合により従来必要だったインジェストパイプラインや事前インデックス構築が不要になった。動画はサイズが大きく非構造化データの代表格であるにもかかわらず、多くが検索・活用されないまま放置されている課題に対応する位置づけとされている。

Pegasus 1.5についてよくある質問

Q. Pegasus 1.5はどのようなデータ形式で動画を受け取れるか?

A. Amazon S3のURIを指定するか、base64文字列(最大25 MB)をリクエスト本文に埋め込む2通りの方法で動画を渡せる。事前インデックスやインジェストパイプラインは不要。

Q. Pegasus 1.5が対応する動画の最大長はどれくらいか?

A. 1リクエストで最大2時間の動画を解析できる。前世代のPegasus 1.2では最大1時間だった。

Q. Pegasus 1.5は日本語に対応しているか?

A. 原文によれば、日本語は部分的なサポートにとどまる。完全対応は英語のみで、日本語・中国語・フランス語など12言語が部分対応とされている。

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